昨日参加した「関西教育フォーラム2018 in 京都大学 (主催:NPO法人ROJE 関西学生事務局)で、

僕が印象に残った言葉を箇条書きでシェアしようと思う。

 

最初に。

日本では全員が教育を受けているから、教育についての価値観は様々。

だからこそ、真実の数もその人の数だけ存在する。

大切なのは、柔軟な心で大局観を持つために多様な価値観のインプットを怠らず、

それをすぐにアウトプットし、現場でさらに自身が磨きをかけて生徒・親・地域へ還元することだと

僕は考える。

 

教育者だけでなく、親も同様。

どの価値観を採択するにせよ、子どものために良いと思うことを本気で学ぶこと。

本気で学べば、どのジャンルであろうとも、真理に到達するもの。

軸をもった親は、入口の手法がどうであろうと、子はぐんぐん育つのではないかと、

あらためてこのフォーラムに参加して確信した。

 

 

そして、何よりこのイベント。

企画主催の大学生達の想い・エネルギーとスキルに感動する。

遅れて来られた登壇者に、逐一それまでの議事録を送信し、

参加者へのパンフには、教育の各種現状データを掲載してくれている。

 

大人、負けてられないよね。背中を押されるよ。

 

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では、当日受け取った言葉をご紹介。

あくまで僕の視点から受け取った言葉なので、ご了承を。

 

(学校関連)

・従来の学校教師は全部教師自身がやらねばならない慣習。しかし、「全部やろうはバカ野郎」である。エッセンシャル思考を。

・勉強についても、読み書き計算という脳科学的にも成果の出ることに時間・エネルギーを集中投下する。

・みんな違ってみんな良いという個性重視教育が最善では無い。その先進国オランダでも課題あり。→ティール組織へ。

・(その子のレベルに無理のない)読み書き計算は問題行動を減少させており、心の安定化に影響する。

悪影響があるとすれば、レベルに合わないものを無理やり一律にさせるからだ。

・子どもの学力に最も影響を与える人を1人あげるとすれば、それは校長先生だ!

しかし教育熱心な教師ほど校長になりたいと思わない現状が大きな問題だ。

(実際会場にいる100人弱?の学校の先生の中で校長になりたい人はたったの2人だった。。。たしかに。)

(塾)

・塾の教師の最たる仕事は、その生徒のレベルにあった最適教材を見つけること(〇6割、×4割の教材がベスト)

・最も大切なのは、保護者も生徒も批判しないこと。どの生徒についても1人1人を心の中で抱きしめる気持ちが大切。

 

(家庭教育)

・人間力などの定義の分かれる数値化できないあいまいなものではなく、学力・テストの点数をとにかく上げるべき。

・どんどん伸ばせば、子は自分で様々な力を身につけていく。その先の未来も勝手に見つけるものだ。

・子が勉強しないのを叱ってはいけない。なぜならそれは、親のやり方の問題だから。

・とにかく親が先を見据えること、その場その場の出たとこ勝負なんてダメ。親のビジョンありき。

・しかし、命を守ることと 親子が共に笑顔じゃなければ、すべては上手くいかないことを肝に銘じること。

・この考えは本当に正しいのか?という目を常にもって、親は自分で考えることだ。

(元文科省の目線)

・すべてを文科省のせいにされることが多いが、その大半は文科省ではなく各校長や自治体の裁量でどうにでもなること。

実際、予算と学習指導要領の制限以外は かなりの自由が与えられている。

・日本は生徒数に対する教師の人数が少ない。先進国で最下位。最も公教育に投資しない国だ。

・日本のサイレントな国民性が、教育の質を下げているのではないか。

・近い将来、現状の学校は無くなる。 その時、教師の今後の役割は何か?

 

(その他)

・小3になるまでに学力の基礎は決定づけられる。(過去データから見ても小3以降は成績が変化しにくいことから)

・幼少期の大量の読み聞かせが大切

・高速音読による前頭葉の活性化

 

以上


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