昨日のブログでは、
塾の選び方や、僕の塾の1対1個別指導、
そして 他の進学塾に通うという選択肢について書いた。
今日は その続編。
僕は 誇りと自信をもって指導しているが、
正直、僕の塾の 【1対1 完全個別指導】は、
誰にとってもベターな訳ではない。
大きなハードルは まず費用。
完全個別指導なので、塾長である僕の時間を1人で拘束することになるので、
どうしても時間給としての費用がかかる。
まず、それが一番のハードルかもしれない。
(それでも、宣伝費のバカ高い「家庭教師のトラ〇」とかで
1対1でプロ教師に頼むよりも 比較にならない程に圧倒的に安いが)
サービスを享受する時に大切な一つが
『費用対効果』。
成績を上げることを第一目的とした進学塾なら、
成績や点数という効果を 目で見て実感できる。
しかし僕の塾の目的は、塾の概要の一行目に書いているように、
一番が 『自己肯定感UP』。
二番目が 『固有の才能を開花』。
三番目でようやく 『自立学習で学力UP』 である。
それって、数字では測れない。
一番や二番はもちろんのこと、
三番目も『自立学習で』 というのが肝なので、
成績は伸ばしても、 その部分は やはり数字では測れない。
自立学習というのは、
僕が 進学塾の一番の弊害だと考えている
「受け身」「依存」「作業化」の 真反対の方針である。
そこに こだわっている。
進学塾では、
本人の思考や選択が全く無いところで、強制的に課題が決定する。
課題に対する個々の習熟度や優先度も関係なく、決定される。
それをひたすら こなさないといけない。
学校に似ている。
この教科のこの部分は ある生徒には 簡単すぎてやる意味が無くて、
この部分は 別のある生徒には 難しすぎてやる気を失うような課題でも、
クラスごとに一斉に課される。
各教科の先生が やっきになって自分の教科の課題を増やす。
一斉授業だから あたりまえのこと。
今は少子化で進学塾のクラス分けも 偏差値40~70以上の子までが
たったの2クラス程度に分けられていることが多いため、
残念ながら それが日常となってしまう。
大量に人から課題を与えられることに慣れているので、
「次は何をすれば良い?」
「何かプリントちょうだい。」
・・・が進学塾の生徒に多い口癖。
僕が『自立学習』にこだわるのは、
あたりまえの話だけど、
中学の成績や高校受験が人生のゴールではないから。
『何が課題だと思う?』
『どうすれば良いと思う?』
『宿題は 何が良いと思う?』
・・・などの問いかけを、
僕は毎回 何度も何度も 繰り返す。
もちろん、様々な生徒がいるので、
生徒の状態によっては、
僕がいくつかの課題例を示したり、
僕が課題を決めている生徒も 存在するけれど。
解き方についても、
生徒が自分で考えた解き方で解いている時に、
それがいくら効率の悪いものでも、
気が済むまで 自分で解かせる。
その後に考えうる別の解き方や考え方の道筋を提示して、
どっちが今の自分には やりやすいかを自分で選んでもらう。
他にも
例えば中2生ならば・・・
だいたい12月時点で僕は 『君は受験生だ』と話す。
この先の模試・学力診断テスト・志望校決定の流れを想像させ、
それに向けて自学自習できる 『限られた』タイミングがいつなのかを話す。
その上で、その大切な時期に、
自分がどの教科の何を どのように勉強するのかも、
全て自分で考えてもらい、自分で納得してから、計画を立てて実行する。
もちろん、生徒個々の効率の良い勉強方法は異なるので、
教材や勉強方法は、僕から細かく複数の選択肢をアドバイスとして提示するが。
とにもかくにも、
自分で考え、
自分で決定する こと。
そのような時間を大切にするため、
特に中学生には 授業時間がたっぷり必要なので、
【1対2の個別指導】※も取り入れている。
(※学年関係なく 生徒2人が同じ部屋で個々の課題に取り組む形式)
これらの関りって、時間はかかるけれど、
単純に成績を上げることだけを考えれば、費用対効果が悪い。
だけど、
その子自身には 『習慣』・『在り方』 として刻まれる。
大学受験では、 与えられた勉強では 通用しない。
社会で働けば、 言われたことだけをこなす社員は 価値が低い。
現代は 便利なツールや情報が多すぎて、
受け身でいても あらゆるものが 自動的に享受できる。
その結果、
自分がしっかりと意識をしなければ、
じっくりと思考する力が 衰えやすい時代である。
なぜ そうなるのか? どういう背景や理由があるのか?
本当に それが真実なのか?
別の視点で見れば(考えれば) どうだろうか?
それを変えるには どうすれば良いだろう?
・・・という 思考を習慣としている人間は、
社会に出ても 偽の情報や人間に流されずに、
自分を磨いて 人のお役に立てる。
僕は そう考える。
だから、
目の前の 目で見える損得勘定よりも、
その子の根っこを 伸ばす
ことを大切にしているのだ。
話を戻そう。
1対2の個別指導についてだが、
小学生と中1生には、1対2の個別指導ではなく、
【1対2 超少人数一斉指導】を おススメしている。
あーー。また長くなったので、
とと塾オリジナルの 【1対2 超少人数一斉指導】については、また次回に。
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