2017年7月に、奈良に新しい学校(オルタナティブスクール)を創ろうと

地域や仲間に呼びかけて、「奈良に新しい学校を創る会」を立ち上げました。

 

現在1~2か月に1回のペースで会合を開いております。

2018年11月には特別回として、和歌山にあるきのくに子どもの村学園に見学へいきました。

 

 

 Ⅰ.【WHY?】どうして、新しい学校が必要なのか? 

 

‐1.現在の公教育以外の選択肢を、奈良に創るため

 

  • 奈良にはオルタナティブスクールが無く、公教育に馴染めない子は「不登校児」扱いとなる

全国で不登校生は増えており、特に奈良市は不登校率において、近年減少してきてはいるが未だに全国平均よりも連続して高い数値である。

※小中学校の不登校生徒数: H29年度 144,000人(前年度から約10,000人増↑)過去最多

※奈良市の中学: 約100人に4人が不登校(H26~28年度)

  • 多様な個性や才能を持っているにも関わらず、それを伸ばしきれずにいる子どもが増加
  • 「学校に行けない子が仕方なく通うフリースクール」という日本での価値観を転換し、個々人の特性と家庭の方針に合った「もう一つの新しい学校」という選択肢を創る。

 

 

‐2.世界でも未曽有の少子高齢化、時代の大きな変化に合った教育で、社会を変える。

 

  • これからの時代を生き抜く子ども達に、世界で実際に必要となる生きる力を伸ばす教育を

つまり、画一的で受動的な教育でなく、子ども達が主体的に発議・選択した学びの環境を

  • 教育を多様にすることで、多様性豊かな国際社会をよりアクティブに生きられる人間を
  • 公教育と地域社会、保護者の価値観に新たな刺激を与え続けられる実践を続け、共に成長を
  • 教育と社会が柔軟に成長・変容し続けることで、幸せな出産・子育てを安心してできる社会へ
  • 未来の宝を生み育てる「親業」を、幸せな未来を創る最も尊敬・最優先する社会

 

 

 Ⅱ.【WHAT?】何を大切にし、何を育む学校か? 

 

‐1.新しい学校の基本理念

 

  • 「全身全開で今を生きられる学校」

自分の感性や感覚・価値観・身体・権利と責任に誇りを持ち、他人のそれを尊重できる学校

全身全開で楽しいと感じられることを遊びや学びの中で自ら自由に創りだせる学校

 

  • 「多様なゴール・個性を尊重して応援する学校」 

多種多様な個性の自他を受容し愛し、他者と共に自分らしく生き、それをサポートする学校

画一的なゴールを意識した相対評価をせず、自分自身であることを認められ、一人ひとりのゴールを共に探求する学校

 

  • 「社会を知り、社会に参画する喜びを追求する学校」 

衣・食・住・自然・AIの5つを主テーマとした実際のプロジェクト(仕事・遊び)を通して、社会に主体的に参画する。社会の一員として、人の役にたつ喜びを日常的に味わえる学校