クリスマスが近づくと、僕は今でも 7年前の 息子が小6の時のクリスマスを思い出します。
僕と息子が一緒に大泣きした「サンタが来なくなった翌朝」のことです。
今では大学一回生となり、一人暮らしをしている一人息子。
当時書いていたその時のブログを読み返すと、今でも泣きそうになります。
もう7年も前のブログですが、ありがたいことに未だに知人からこのブログへの反響のお声をいただくので、
ここにシェアさせていただきます。
_______________________
サンタが来なくなった日。僕と息子は大泣きした
ちょっと長い文章になります。
クリスマスを1日過ぎた昨日26日の朝、
ものすごい感動を味わったので、ブログを書きます。
去年のクリスマス時期にも、 【→このブログ】 で書きましたが、
去年まで我が家にはサンタさんは来てくれていました。
「心の中で信じている限り、サンタさんは来てくれる。
信じられなくなって、もしもサンタさんが来なくなったら、
お父さんがプレゼントをあげよう。」
と息子には話していました。
25日の朝目覚めると、息子の大喜びの声が聞こえ、幸せなあったかい空気を、
サンタさんからプレゼントされる。そんなクリスマスの日。
ところが、息子が小6の今年、サンタさんは我が家には来てくれなかった。
数日前から、周囲からサンタは親だと言われまくっているためか、
3万円もするゲームカードをサンタさんから欲しがったり、
「とと(僕のころ)に言わなくてもいいはず。
サンタにお願いしておくから」
などと妻にこれ見よがしに憎まれ口をたたいたり。。
あきらかに、『サンタは存在しない。実は親だ」 と思い込んでいる様子。
24日の夜から体調を崩して、25日一日中寝込んでいた息子。
26日の朝、僕の顔を見るなり、
「サンタが来なかった・・・」と、つぶやく息子。
僕「●●●が信じなくなったから、来なかったのかなぁ。」
それを聞いて、大泣きした息子。
僕は息子に真実を話した。
サンタ=僕 だってことを。
「周りの子から聞いて、知ってたんやろ?
だから、むちゃくちゃな高額カードを頼んだんやろ?」
って聞くと、
息子はうなづきながらも、実は心の底では、
「サンタさんはいるかもしれない。
ととが言っていたように、信じなくなった友達には親が渡しているかもしれないけれど、
信じていれば、本当にサンタさんが来るかもしれない。」
・・・って信じていたらしいのです。
そう聞いて、
もう かわいくて、けなげで、 そして こんな純粋な子に育ってくれた嬉しさで、
たまらなくて、 僕は大泣きした。
そして、続けて、僕の想いを 真剣に話した。
去年までは、僕ら夫婦が、本当のサンタのつもりで、
愛する息子がワクワクしてサンタを待ち、
朝起きて驚き、喜ぶ顔を見られるとき、
僕らはとっても嬉しくて、その感動はサンタが僕らにくれたものだということ。
これまで、決してだましていたわけではなく、
本気で、息子にとってのサンタになって、
がんばっている息子に感動をあげたくて、喜ぶ顔を見たくて、プレゼントを贈ってきたんだということ。
親以外のサンタの存在を信じなくなったら、
もう僕らはサンタにはなれないから、
これからは親として、息子に、変わらない愛情をもってプレゼントを贈ること。
そういったことを、心を込めて話した。
親や大人が真剣に話したことは、
子どもはいつまでも、真剣に受け止めているものだ。
大人が思っている以上に、子ども達は、純粋にその心を受け取る。
子どもが純粋に受け取れなかったとしたら、
それはきっと・・・
大人の語る心に、 もしくは子どもを捉える大人自身の価値観に、
余計なモノが混ざっているから にすぎないのだろう。
素敵な子どもを授かった奇跡に、 本当に感動・感謝した瞬間でした。
0件のコメント