『親が変われば、子も変わる』
・・・ よく理論で言われる言葉。
僕もよく偉そうに話している(笑)。
「まずはお母さんが、自分の考えや価値観を変えないと…」ってね。
だけど、現場では それだけが真実でも無いことが見えて来る。
(どう見ても勉強漬けにする塾では無い)僕の塾に問い合わせたり(別名「親子塾」だからね~)、
僕の子育てカウンセリングを受けてくれる時点で、どのお母さんもすでに自分を変えようとしていて、矢印が自分に向いていることが多い。
過去に自分が我が子にしてきた押し付けに気づきはじめ、
「我が子本来の力を取り戻してやりたい」とおっしゃるお母さんが非常に多くなってきた。
そんなお母さんに、「あなたが変わりなさい」なんて言葉は、実は荒唐無稽なんだよね。
『そんな事は分かってるけど・・・
どうしたら子どもがまた自信を取り戻してくれるのか分からない…』
っていう悲鳴なんだよね。
確かに母親のための講座やカウンセリングというのも効果はあるし、僕もその支援をしている。
だけど、
お母さんの心の成長を、子どもの時間は待ってはくれない。
親子と未来を創る塾『創』の個別指導で僕がやってることは、そんなお母さんのお手伝い。
一流大学出身でもなく学力も高くなくて、教えられる教科が多いわけじゃない僕にとって、
自慢できるのは、
① 他のどの教師よりも幅広い視野で、人の良い部分を見つけられること
② それを『スゴイ!』って本気で感動しながら伝えられること
・・・たぶん、この2つだけ(笑)
やる気をなくしている(勉強嫌いな)子どもの原因は何だろう?
僕の経験では、
大半の子ども達は、それを『苦手』だと思いこんでいるだけのことが多い。
または『興味が無い』『面白くない』と思い込んでいる。
僕の授業で、やる気が出るとすれば、それは
その『苦手』が、単なる『思い込み』だったということに気づくから。
もしくは、僕が楽しそうにしている感情が伝染するから。
そして、
『自分でも気づかなかった自分のスゴイ部分』を見つけて、
自分をちょっと好きになる。
興味が無いと思い込んでいたものが、実は面白そうだと気づく。
それを伸ばしたいと思う。知りたい思う。自分も楽しくなりたい。試したいと思う。結果を出したいと思う。大好きな親に見て欲しいと思う。友達に見て欲しいと思う。
そうやって、目の色が変わっていく。
我が子を愛する母親が、その変化を見逃さないはずがない。
それが嬉しくて嬉しくて、これまで伝えきれていなかった愛情を我が子に注ぐ。
つまり、我が子を信じて待とうと誓う。
今 個別指導のご支援をさせていただいている親子さんは、こんな感じ。
もちろん僕は万能じゃないし、
子どもの性格や親御さんの方針との相性によっても結果は変わる。
子どもにいくつもの変化があっても、お母さんがさらに子どもに求めることを続けていると、やがて子どもは元の状態に戻ってしまう。
子どもに良い変化がある家庭には、ある共通点がある。
それは、『お母さんの表情が明るいこと』。
これに尽きる。だから、「親が変われば…」という言葉もその通りではあるのだ。
(この言葉の意味はもっと深いので、それは僕の講演会や過去のブログをご覧ください)
だけでも、それを理由にして親の責任にばかりしていたら、
僕らは一体何のためのプロフェッショナルなんだろう?
親にも子にも直接関わらせていただける この聖職。
だから僕は、お母さんの表情が明るくなるくらいに、
子ども達の表情を変えることが僕の使命だと思っている。
そして僕は、
最初のカウンセリングですでに、こうなることをイメージしている。
親子だけじゃない。
企業の社長と社員の関係も同じことが言える。
長くなったので、それはまた次回にm(__)m
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