生徒が描いて持参してくれた僕に出してくれた脳トレ問題。
有名なyou tuberが30分間悩み続けてたのこと。
自分が〇〇ならどう考えるだろうか?という思考が大切。
<設定>
・赤緑2色×2個の帽子を4人に
・4人の配置は写真の通り。
壁の向こう側は見えない。
上の子は下の子の帽子が見える
・自分の帽子の色は知らないし、見えもしない
<では問題>
Q『この条件で、自分の帽子の色が明確に分かる人は、大きな声で言ってください。』と言うと、誰が言える可能性があるだろうか?
その理由も論理的に答えよ。
(※状況や問いは、生徒から聞いたものを僕が推測で補足記述しています。オリジナルのそれとは異なると思います。)
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この時点では大半の子は分からない。
ここからどういうヒントを言って、彼らに思考を促せるか、
そして「あっ!」っていう発見の喜びを共有できるかが、教師の力量である。
教材はどこにでも散らばっている。
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僕が子どもらに途中で補足したヒントは・・・
僕がCなら、すぐには答えられないけれど、数秒後に 「あ、じゃあ 僕は赤色だ!」って言えるよ。
さあ、何故だと思う?
君がCならば、この状況で どう考えるかな?
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もしも、自分の帽子が「赤色」なら どういう状況?
逆にもしも「緑色」なら どういう状況?
赤色の時と違って、どういう変化があるかな? 周囲はどう変わるかな?
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その子の学年や特性によって、問いかけやヒントの出し方を変えて、
考えたくなる(答えが見つかるかもしれない!!)思考を促すと 彼らは燃える。
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さらに、いろんな珍回答も飛び出す(笑)
この壁は警察の取り調べ室のようになっているので、Aからだけは全てが見える。答えはA!!
イイ感じ★ これも悪くないね。
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答えは・・・
僕がCなら、こう考える。もしも僕が緑色ならば、
後ろのDさんは 「私は赤色!!」と答えるはず。
あれ? なぜDさんは答えないのか?
・・・あ、じゃあ私は緑色じゃないからだ。赤色だからDさんは答えが分からないんだ!!
となって、自分が赤色だと気づくことができる。
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たぶんこれが答えのはず。
そして、他にもあるかもしれない。
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ただね、これも100%ではなくて、「答えられる可能性があるのは誰?」としているのは、
Dさんがボーっとしていたり、目が悪くて2個下の色が見えない可能性もある(笑)。
もちろん、Cさんが思考しない可能性もある。だから可能性の話ね。。
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「もしもこうだとしたら・・・」の左脳的 仮説思考力は、社会に出てから大きな力となる。
何度も仮説思考をして答えを設定して、間違えたらまた別の答えを仮説思考する。
条件を整理して、一つひとつ論理的に照合していく。
その反復が 力となる。
そして、時には論理から逸脱した突拍子もない独自の右脳的な発想も、すべてOK!!
これらを楽しく積み重ねることで、未来をよくする子が育つと信じている。
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さて、あなたはじっくりと思考できただろうか?
別の目線になって考えをイメージできただろうか?
そして あなたが親なら、
どのようなヒントを、子どもに楽しく出せるだろうか?
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