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愛する我が子が 不登校になった時、

親にできることって 何だろう?

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ある自慢の生徒とその保護者をご紹介しながら、

それついての私の答えを 最後に書こうと思う。

 

 

 

僕の個別指導塾は、自宅2階の小さな個人塾。

会社員を辞めて立ち上げ、開校から今まで、

すべて自分で手づくりしたホームページと名刺・事業案内以外は、広告一切なし。

 

知人や塾生保護者様の口コミで満席が続き、お陰様で幸せに経営をさせていただいている。

本当にありがたいことだ。

 

 

看板も出していないので、近隣の子よりも遠方の子の方が多い。

 

 

親御さんの送迎や 自分でバスや電車を乗り継いで、

往復2時間もかけて通ってくれる遠方の塾生もいてくださる。

 

 

様々なニーズの親子が来てくださっている。

 

・高校受験や中学校の定期試験に向けて熱心に勉強するために通う中学生、

・学校で習う難しい教科勉強ではなく、楽しく学ぶために通う小学生、

・1対1で対話を繰り返す中で 自分だけに合った学び方を楽しむ子、

・個性や脳のクセに合った勉強方法や 脳トレなどを楽しみにして通う子、

・世の中のことや将来のことを考えたり、自分の好きなことを探究する子、

・自分の言葉でスピーチにして伝えることで、思考・伝達力をメキメキ伸ばす子、

・数字から課題を共に分析し、めざす自分の姿に対して今何をすれば良いかを常に考える子、

 

・・・ などなど たくさんの自慢の生徒が いる。

 

 

その中には、不登校の(学校を行かない行かない選択をする)子も、

毎年複数人 僕の塾にいる。

 

 

不登校の子と言っても、当たり前のことだが、

その子の中身は 本当に様々で、本当に個性的だ。

 

 

・学校で画一的に求められるものとは異なる 能力を持っていたり、言動のできる子。

・とても繊細で多感なゆえに、様々なことが気になって 多人数では集中しづらい子。

・世の中を達観し、『これからの時代に9教科もの暗記ばかりの勉強など必要ない』と言い切る子。

・周囲の大人を信頼できず、自分のことも好きになれず、ゲームだけが生きがいの子。

・大小の学習障害や発達障害を生まれながらに抱え、とにかく学校の勉強が苦手な子。

 

 

どの子にも皆、

僕からは『学校に行くように』 とは決して言わない。

学校に行こうが 不登校だろうが、

彼らは皆、素敵な個性と ゆずれない感情を持っている。

 

 

学校に行く・行かないという選択よりも、

その結果 今ある 目の前の時間や 目の前の人に、

何をするかの選択の方が大切だ。

 

 

 

3年以上前に投稿して大きな反響をいただいた

この記事『3年ぶりに学校復帰したキラッキラの男の子。(塾生自慢)』。

 

そこで紹介した当時小学5年生だった自慢の生徒も、

3年以上不登校を続けていたが、再び学校に通うことを自分で選択し、

もうすぐ中学3年生(受験生)になろうとしている。

 

 

3年前の投稿の後も、紆余曲折ありながら、

グングンと頼もしく成長してくれている。

全く読書をしなかった子が、短期間で「読書100冊大作戦」も早々に目標達成!

勉強量は人より少なくても、国語力がグングンUP!

 

 

中学生になって 部活も勉強も頑張りすぎて、

再び 学校に行けなくなった時期もあった。

 

 

だけど、そんな時も これまで同様に、

お母さまも僕も 学校に行くことだけがベストの道だとは考えていないので、

お母さまは 常に笑顔で過ごしておられ、

 

『なんなら 一緒に遊びに行けて いいわ~。 ゆっくり人生を楽しも~。』

という素敵な方。

 

 

そのような対応ができるお母さまは、心の強い方だ。

『まずは家庭を一番の安心できる場所にしましょう』 という僕の提案通り、

常に子どもを信じ 明るい言動で家族を太陽のように照らし続けてらっしゃる。

(詳細は3年前の記事 ⇒こちらの投稿『3年ぶりに学校復帰~~(続編 2) をご覧ください)

 

 

そのお母さまが、

『学校には行かなくても、とと塾には必ず行きなさい』

という めちゃくちゃな(笑) 教育方針を笑顔で貫いてくださったお陰で、

 

彼の自己肯定感と 英数の必須学習力の土台は、

常に維持できていたことが大きい。

 

 

僕の塾では、彼の個性に合った勉強法で 無理のない学習をフォロー。

不登校だろうと何だろうと関係ない。

僕もお母さまも、その子の

『今この瞬間の素晴らしすぎる性格・個性と能力』、そして

『将来のワクワクイメージ』だけを見る。

 

 

だから 本気で信じている。

 

どんなことがあっても、この子は 幸せに生きる、

周囲を幸せにできる子。 自分の道を自分で切り拓ける子であることを。

 

 

その子は その後 すぐに心身も復活させ、

成績もグングン上昇!

英語も数学も試験のたびに毎回点数を上げ続け、

その他の教科も持ち前の好奇心で上昇させ、

ついには 奈良でも成績Aランクの高校を目指せる成績となった。

 

 

小学5年時に カタカナも漢字も書けず、

九九もできなかった あの子が。。。

 

 

 

人間というのは、本当に偉大だ。

あなたの子も 偉大なのだ。

 

そして、本当に多様な 才能やタイミングが 存在する。

 

 

家族に囲まれて心身が安定し、

適切なコーチングをしてくれる指導者がいれば、

どの子も皆 自分のタイミングで、

自分の蕾をつけて、素晴らしい独自の花を咲かせられる。

 

 

 

僕ら親にできることは、

その根っこを 日々成長させてあげることだ。

 

絵に見える 蕾や花を、急いで求めて咲かせることでは 決してないのだ。

 

 

蕾も花も、その子自身の力でしか つけられない。

 

愛する我が子が、地に強い根っこをはるための、

『愛情』 と 『信じて待つ』 という 水を、

その土に 欠かさずにあげることだけなのではないだろうか。

 

 

もちろん、不登校にも様々なフェーズがある。

その局面ごとに、その子の個性に合わせて、

僕ら 教育のプロフェッショナルは、子ども達に最適なアプローチをする。

 

 

 

 

この親子には、本当にたくさんのことを学ばせていただいた

僕の自慢の生徒だ。

その他にも たくさんの自慢の生徒が いる。

 

 

来年度も 様々な子との出会いが 楽しみだ。

 

 

 

不登校の親御さんからの相談を多くいただくので、

今年は 『不登校について考える親の集い』 を

奈良市内で開催することも検討中。

元 不登校の子を持つ方、今不登校で悩まれている方やその子など、

皆さんで意見交換をして、一緒に幸せになりましょう^^

 

また決まり次第、Facebook や 私のホームページでご案内いたします。

 

参加ご希望の方は、メッセージをお待ちしております。


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